こんにちはコックピット編集担当のケンゾーです。先日、都内某所で開かれたアダルトジャンルの商売を行っている方達が集まる会合に参加してきました。なんというか「すごい時代だな」と思ったわけです。

数年前、まだ20代だった私は「自分好みのAVを作る」という夢がありました。音声さんや照明スタッフはいらず、ハメ撮りでいいので、自分好みの女性と自分好みのプレイをし、それに共感できる人にだけ買っていただき喜んでもらいたい。そんなことを居酒屋で友人と話していた記憶があります。

あれから時計の針は進み、令和となった現在、一個人が表現の延長線上でAVを作り販売できる環境は完璧に整いました。個人が撮影・編集を行った映像作品を、誰もが平等に販売できる強大なプラットフォームがあるからです。勇気を出して最初の一歩を踏み出した人たちはその恩恵を享受し、素人ながらもAVを自作。月に数本程度、自分がSEXしている映像作品をコンスタントに販売することによって、サラリーマンの年収をはるかに超える収入を得ています。

そもそも個撮AV・同人AVとは

私たちが普段みているAVのことを業界的には「商業AV」と呼び、企業が利益を出すために制作・販売されているものがこれにあたります。対して個人で撮影したAVのことを個人撮影AV・同人サークルAVと呼び、一部では昭和の時代から存在していました。

昭和・平成初期のVHS(いわゆるエロビデオ)だった時代は、いまのような「可愛いAV女優」なんて子たちはほぼ皆無。裸になってSEXしている姿を人にさらすだけでもすごい時代でした。青くて小さなビニ本販売BOXで売ってたアレです。そんな時代においてはやはりエロビデオのクオリティは高くありません。微妙な女優による、微妙なSEX。しかもエロビデオは高級品で、1本1万円なんてのが普通。購入できる場所もあまりなく、通販で注文して入金するも商品が届かないぼったくりも多かったらしいです(私の父親によると)。

どんな時代にも「微妙なAVでは満足できない人」は一定数おり、SMなどのマニアックなフェチビデオを自主制作して販売している人がおそらく個撮AV・同人AVのはじまりだったのかもしれませんね。

それからは時代の流れとともに平成初期の援助交際ブームやブルセラショップ(顔写真とともに下着などを買取・販売を行うお店)の誕生、コミックマーケット…とエロの民主化が進みます。最近では、個人の発信力が強まったことから、SNSや便利なwebサービスを使うことによって、言葉通り誰もがエロで商売ができるようになりました。

【代表的な個撮・同人AVの販売サイト】

どれも個人作品の投稿サイトですが、投稿されているコンテンツの内容や量は違います。歴史のある大手サイトということで人が集中しているのはFC2マーケットです。ピーコレジーコレにもレアな作品がたくさん投稿されているので、興味のある方は1本買ってみるといいかと思います。素人女性の場合、AV発売後に揉め事になることも多いらしく中には高額な物もあります。

※高額な物は期間限定販売のことが多く、タイミングを逃すと一生手に入らなくなります

買い方のコツとしては、ランキング入りしている物や、評価の高いものであれば間違いありませんが、露出するための広告費を捻出できないため評価がゼロの「隠れた名作」もゴロゴロあるのが個撮AVの面白いところ。探す楽しみみたいなのも醍醐味かもしれません。ネットのインフラが整ったいま、1億総クリエイター時代なんて囁かれていますが「個撮AV・同人AV」は表現の自由が加速したことによる、エロの民主化の最終形態なのかもしれませんね。

個撮・同人AVの監督はどんな人たちか

会社と自宅の往復をする毎日を過ごす、いわゆる「普通の生活」をしているとなかなか巡り会うことのないAV監督さん達。商業AVで有名なのは「ハマーさん」「カンパニー松尾さん」あたりでしょうか。

私は個人的にカン松の熱心なファンで若くてオナ猿だった頃からだいぶお世話になっています。えっちな水曜どうでしょう「テレクラキャノンボール」を見たことのある人なら、「あぁ、普通の人なのね」というのがなんとなく共感できると思いますが、みなさん普通の方達です。サラリーマンの副業としてハメ撮りをしている方や、元ホストで女性を口説くのが上手な方、元々クリエイティブ系の仕事をしていて映像編集にこだわりがある方など、これといって「こんな人!」という括りはできないなと思いました。

強いて言うならば「最初の一歩を踏み出した人」。それこそテレクラキャノンボールと同じで「やるか、やらないか」の二択で迷わず「やる」を選択し、行動に移した人たちです。自分好みのSEXを楽しみながら同時にお金も稼ぐというのは案外ハードルはそこまで高くなく

  • ハメ撮り販売OKな女性を探す
  • 撮影をする(iPhoneでOK)
  • 編集をする(中古の安いPCでOK)
  • 販売する

の4つさえクリアできれば、言ってしまえば誰にでもできてしまう自己表現の一つであり、時代に合ったスモールビジネスの一つであるといえます。個撮AV・同人AVの監督さん達は自分の顔を出さない方がほとんど(女性が主役なので需要もほとんどありませんが)。ペンネームで登録・販売ができてしまうため、身バレのリスクもほとんどなく、将来的にはメジャーな副業にもなりえるかもしれませんね。

自作AVの作り方と販売方法

先ほど、4つのポイント(ハメ撮り販売OKな女性を探す、撮影をする(iPhoneでOK)、編集をする(中古の安いPCでOK)、販売する)をだしましたが、いってしまえばこれだけです。もちろん、人に物を販売するわけですから、売れる工夫やマーケティング的な考え方は必要です。たとえば、サムネイル画像や商品タイトルを興味が沸きそうなものにしてみたり、説明文でいかにエッチな内容なのかを力説してみたり、値引きセールやSNSでの宣伝活動など、より多く販売するためにやれることはいくらでもあります。

【コンセプトを決め】

AVですから、ただハメ撮りすればいいわけではありません。どんな性癖をもっている人に、どんな内容のエロを提供するのかを事前に構想を練る必要があります。たとえば、「熟女好きなM気質な男性」に向けて「30代のお姉さんがねっとりやさしく乳首責めしてくれるAV」。「若くて可愛い子の身体で性的好奇心を満たしたい男性」に向けて「ロリ顔の本物女子大生の体で生クリームプレイをしてみた」などです。

【出演女優を探す】

実はハメ撮り販売OKな「AV女優未満のセミプロ」は多く存在し、SNSなどで気軽に出演依頼をお願いすることができます。「本物素人」というこだわりのあるコンセプトでAVを作っている監督さんは、マッチングアプリで毎日100人以上にメールを送り、ハメ撮りの販売をさせてくれるように説得しまくる人もいるようです。すごい人だと女性と付き合っているふりをして、うまく捲し立て販売まで敢行する強者も。

【許可を得て撮影】

この許可を疎かにすると揉めます。口頭での約束にはあまり意味がなく、できるならば法的な効力のある「撮影許可書」を作り、サインをいただくのが鉄則。もちろん、話によるとそれでも揉めることは多々あるようですけれども。

【編集】

撮影に3時間かかったとしたら、その20倍くらい時間がかかるのが編集工程。モザイクをつけるのは当たり前として、不要なシーンのカット、こだわるのであればオープニングの演出、音楽など表現の世界においては一番楽しい部分なのかもしれません。魂を込めて製作した作品は、まるで自分の子供のように思えてくるはずです。

【販売】

商品として形が整ったらあとは販売専用のプラットフォームに載せるだけでOK。審査落ちすることもありますので、事前にNG内容は把握しておくのが吉。この記事の執筆時点では、先ほども紹介した3サイトがメインになるかと思います。

いちおう説明をしておくとこれらは販売手数料をとられます。この手数料がもったいないと感じ「自分で販売すればええやん!」と思うかもしれませんが、これをするとなると「映像送信型性風俗特殊営業」の許可が必要になってきます。自分で売るとしても販売サイトの集客力には勝てませんので、あまり考えなくても良いのではないかと思います。

【マーケティング】

商品がランキング入りすると多くの人の目にとまるためバズらせることができます。FANZAでAVを物色しているときもやはり口コミや評価が気になってしまうと思いますが、個撮AV・同人AVに関しても同じこと。すでにファンがいる状態であれば販売はスムーズですが、実績のない処女作や2本目はかなり大変だと思います。SNSで宣伝を強化したり、価格設定を見直したりして、ようやっと少しずつ売れていくようです。

ポイントは女優さんの確保

別の世界の話のように聞こえますが、気軽にSEXをさせてくれる女性は世の中にゴマンといます。さらにハメ撮りをさせてくれる女性もたくさんいます。さらにハメ撮りを販売させてくれる女性もたくさんいます。これは普通の感覚ではわからないと思いますが、これだけ世の中にAVが溢れている現状ですから「言われてみればそうだよね」という感じだと思います。

とはいえ、「可愛い子」「スタイルがいい子」ということになれば話は別。やはり素材がよけれ撮影スキルがなくても、編集が下手でも、価格設定がミスっていても簡単に売れてしまいます。素人の女の子となれば見つける確率はかなり低く、苦戦を強いられるでしょう。セミプロに頼むのが一番手っ取り早いですが、その分報酬は高め。ハメ撮りがあまり売れないとマイナスにもなるので、その辺はバランスをみながら作戦をたてていく必要があります。

どうすればこの女性の魅力を引き出せるか、どうすれば売れる作品に仕上げることができるのか、限られたリソースの中で最適解を探すのはまったくもってビジネスと同じ。この辺までくると、趣味の延長というよりも、感覚としては完全に仕事モードとなってくるようです。

個撮AV・同人AVでいくら稼げるのか

どのくらいマーケティングができるか、どのくらい人の興味をひける作品を撮れるか、どのくらいのレベルの女性を確保できたか、などあらゆる要素の組み合わせによって決まります。私が伺った話だと、サラリーマンを辞め、専業として個撮AV・同人AVを販売している方は開始6ヶ月で月商が100万円を超えたそう。もちろん2本、3本だしてみるも鳴かず飛ばずの方もいます。中にはサラリーマンの傍、副業で年間700万円ほどの副収入を得ている人もいるため夢はありますね。

デジタル商品なので一度作ってしまえば半永久的に売れ続けるのもおいしいポイント。自分好みの子と、自分好みのSEXをして、それで不労所得GET。努力すればそんな世界すらも見えてくるおいしい商売なのかもしれませんね。

おまけ/個撮・同人AVを安く購入する方法

FC2マーケットをのぞいてもらうとわかりますが、1万円、3万円、たまに5万円もするような作品が売られています。もちろんただ高いだけでなく、期間限定販売の「ガチでやばい作品」もあったりするので、人によっては安い買い物だと思う人もいるようです。

個撮AV・同人AVの平均価格は1500円〜2000円といったところでしょうか。シリーズ化されているものだと、1本数千円で買えても、全て揃えると1万円を超えてしまう…なんてことも。商業AVにはない生々しい個撮AV・同人AVは一度ハマるとなかなか抜け出せなくなる中毒性があります。しかし、本能と好奇心のままに買いまくっているとお財布の中身が寂しくなってしまいます。

無料というわけではありませんが「個撮AV・同人AVを安く手に入れる方法」があります。それは「個撮AV・同人AVを買い取っているサイトの会員になる」こと。

アダルト動画サイトの中には、自社コンテンツを作りつづけているサイトもあれば、他社から買い取って配信しているサイトもあります。無断で配信するのはNGですが、企業同士で合意のうえ買取を行っているのであればまったく問題はありません。

FC2マーケットの作品を買い取っていることで有名なのは東京熱(TOKYO-HOT)。もともとこのサイトは「凌辱」がウリで、いまでもダウンロードは可能。ある時期から自社コンテンツよりも、買取した作品の販売に注力しており、FC2の作品も大量に入手することができます。本来であれば、かなり高額な商品も月5000円の定額でダウンロードし放題。もちろん個撮AV・同人AVだけでなく、迫力満載の凌辱作品もゲットできるので、気になった方は利用してみてください。